『ピンクスパイダー』XJAPANの
リードギターであり、美容師出身である
ことからその奇抜なスタイル、
そしてソロアーティストとしても
『サイボーグロック』を提唱し最高に
輝いていたhide。
1998年5月2日に突然帰らぬ人に。
だが今も変わらずファンに愛されている。
この曲はhideが亡くなる直前に
作られたもので、hideの代名詞
とも言われる名曲。
この歌詞、楽曲が融合した世界観が
僕は好きだ。生前hideは自身のラジオ番組
『hideのオールナイトニッポンR』で
歌詞の意味や世界観について話している。
蜘蛛の糸=web⇒ネット。インターネット。
『ピンクの蜘蛛』は自由を求めて蝶から
羽根を奪い取り空を目指すが、『借り物』
ではうまく自由な空へ辿り着けなかった。
やがて『ピンクの雲』になり自由と思われる
空へ着いたものの、自由という構成用件『カゴ』
の中に入っただけで解放されたわけではなかった、
という話で、hideはこの歌詞には続きがあり、
次に出すアルバム『Ja,zoo』で発表する。
と話していたが、その夢は叶わなかった。
しかしhideの弟さんの朗読という形で後に
アルバムに収録される事になる。
そもそも『ピンク』が空想の象徴とされている
から取り入れた、ともhideは話している。
この世界が90年代の歌詞なのだから驚きだ。
あの頃はまだやっと学生が携帯を持ち、
3和音の着メロを作曲していたりしていた頃だ。
当然ネットはまだまだ普及していない。
この頃にもうメールでファンとやり取りして
いたというのだから、もしhideが、2015年を
見ていたら、何を感じるのか。聞いてみたい。